時には大金星も生み出すアームストロング アタック8

アームストロング社のアタック8は、福原愛選手がバック面に使っていた表ソフトラバーです。

アタック8は変化系表ソフトラバーに分類されますが、粒が1.2mmと高く、変化の大きな球質を生み出せるラバーで半粒とも呼ばれます。

打ったり払ったり、球威や回転を変化させたりと、使用する人の技量に合わせて変幻自在。

扱いにくいラバーですが、使いこなせるようになったら、強力な武器になるラバーです。

目次

アタック8の概要

  • 粒形状:縦目 台形+円柱 大きい粒のL粒と小さい粒のM粒
  • 粒の高さ:1.2mm
  • 厚さ:OX(ノーマルのみ)、超薄、極薄、薄、中、厚、特厚
  • スポンジ硬度:40°、41°、43°、48°、53°
  • その他:エネルギー内蔵型シートとしてEXXおよびEXX PZC‐SPがある

他にラージボール用のバーションが5種類あります。

アタック8の選び方

表の特徴と粒高の特徴をあわせ持つ変化型表ソフトです。

しかしそのバリエーションは非常に豊富で、トップシートの種類とスポンジの種類と厚さの組み合わせだけでも94種類もあります。

アタック8に興味を持って、使ってみたいとは思ったものの、何をどう選んで良いのやらさっぱり分かりません。

アタック8の使い手として有名な安藤みなみ選手ですら、「試しているうちにどれが良いのか自分でもわからなくなる」と言っているくらいですから、ましてや一般の卓球愛好者なんて悩んで当然です。

M粒とL粒

粒の大きさが2種類あり、粒の小さいM粒とL粒があります。

M粒は粒が小さいので変化が大きくなり、L粒は粒が大きいので変化は小さくなりますが返球が安定し、表ソフトラバーに近い感覚になります。

ボールコントロールを重視したければL粒を、変化攻撃を楽しみたいのであればM粒を選ぶと良いです。

福原愛選手が使用していたのはこのM粒で、安藤みなみ選手が使用しているのはL粒です。

スポンジ硬度

ノーマルのアタック8の硬度は40度。

はじめてのアタック8は、柔らかめのこの40度から始めるのがベストだと思います。

もう少し、いやもっと強烈なバックハンドを打ちたいと感じたのであれば、高い硬度のものを選びます。

女子であれば福原愛バージョンの41度や43度。男子で更にパワーボールをガンガン打っていきたいのであれば、48度や53度を選べばよいのではないでしょうか。

スポンジの厚さ

1枚ラバーのOXから特厚まであります。ただし、OXはノーマルのみです

スポンジが薄ければ変化は大きくなりますが、安定しません。スポンジが厚ければ安定して威力のあるボールが打てますが、そのぶん変化が犠牲になります。

自分の卓球スタイルと相談しながら、自分にあった組み合わせを見つけてください。

アタック8で掴んだ大金星

これは、ある中体連の夏の大会の地区大会の男子個人戦での出来事。

その地区には全国大会常連校である私立強豪校があります。もちろん第1シードはその強豪校のエース。

その第1シードの選手が、無名の選手に1-3で負けるという大波乱がありました。

一体何があったんだ?!?

当然、会場はどよめきます。

その無名の選手は、アタック8を貼った異質プレーヤー。

第1シードの子は球が合わなくて、どう対処したら良いのか分からなくて、パニックを起こしてしまったようです。

大金星を上げ無名の選手は、第1シード選手の強烈なボールに必死に食らいついていっただけなのですが、相手が勝手に自滅していってくれたというパターンです。

大金星を上げたその選手は次の試合で普通に負けて、県大会には行けませんでしたが、それにしても、全国大会上位に食い込むような第1シード選手を倒してしまうとは、すごいですね。

全国レベルの選手が…、こんな地方大会で…、球が合わなくて負けることってあるんだ……、という事実にびっくり。

表や粒といった異質ラバーは女子選手に多いですが、男子で使用しているのは珍しく、実際にシード選手が異質ラバーの選手にコロッと負けてしまう姿を時々見かけます。

でもまさか、全国レベルの選手が、こんな地方の地区大会でアタック8の球質に負けてしまうことがあるなんて、なかなか想像できることではないですが、これは本当にあった紛れもない事実です。

アタック8のデメリット

種類が多すぎて、どれを使用すれば良いのかも分からなくて悩んでしまうと思います。

まずはノーマルの40度のM粒またはL粒で厚さ中あたりで打ってみて感触を掴んでみてください。

そのラバーで自分はいけそうだと思ったら、そのラバーをマスターすることを目指し、合わないと思ったらすぐに裏ソフトや他のラバーに切り替えましょう。

扱いにくいと言われるラバーです。ものにするまでそれなりの時間が必要です。

使いこなせているかどうかは、バック面にアタック8を貼っているのなら、バックハンドをしっかり振れているかどうかで判断します。

ブロックやプッシュは比較的簡単にできますが、バックハンドが振れなければアタック8の良さを活かすことができません。他のラバーをおすすめします。

アタック8は気に入ったけど、なにか物足りなさを感じたのなら、厚さや硬度を変えてみてはどうでしょうか。

アタック8を使用している選手

福原愛選手

愛ちゃんは、M粒で厚を使用していました。

福原選手が強烈なバックハンドを打ったかと思えば、ボールの球威や回転を殺してネット際にポトンと落とすドロップショットを放って相手を翻弄していました。

このような緩急をつけることが出来るのも、アタック8の特徴です。

安藤みなみ選手

十六銀行の安藤みなみ選手は硬度48°、L粒、中を使用しています。

総合評価(まとめ)

アタック8は癖のあるラバーであることには違いないので、ものにするまでガンガン練習する必要があります。

それでもどうしてもアタック8で思いっきり攻撃することができず、プッシュやブロックなどの守備型の戦い方ばかりをしているようであれば、アタック8ではなく思い切って粒高にしちゃいましょう。

思い切って降ることができないのであれば、せっかくのアタック8の特性が活かせません。

そのような方はアタック8ではなく、きっと粒高のほうが合っていますし、粒高にすることで強くなる可能性があります。

バックハンドをしっかり振って、攻撃できる方にはおすすめできるラバーです。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる