誰よりも早く卓球がうまくなりたいと思ったのなら、その時その時の実力にあったラケットとラバーを選ぶべきだと私は考えています。
初心者が上級者向けのラケットを選んだところで用具負けをしてしまい、かえって上達が遅れてしまうものです。だからといって、卓球のたの字もわからない時は、どれを選んで良いのかわからないものです。
お店によっては、初心者セットを用意していてくれたり、おすすめを教えてくれたりします。しかし場合によっては、メーカーやお店の戦略によって無駄金を使うことになることになってしまいます。
あまりにも初心者向けのラケットでは、半年ぐらいで次のラケットを買い換えることになってしいまうからです。
やはり購入するなら、できるだけ長く使えるラケットが良いですよね。
ここでは、中学の部活動で卓球を始める子たちが途中でラケットを買い換えることなく、部活引退まで使い倒せるラケットを紹介いたします。
だたし、シェーク攻撃型に限定させていただきます。
初心者におすすめのラケットたち
特殊素材の入っていない、木材合板が扱いやすいです。
STIGA オールラウンドエボリューション
スウェーデンの卓球メーカーSTIGAから出ている木材5枚合板のラケットです。
柔らかく、程よい弾みがあり、前陣に張り付いて打つようなタイプに向いています。飛ばすタイプのラケットではないため、中陣や後陣に下げられるとやや苦しいかもしれません。
平野美宇選手が小学生時代に使用していたラケットです。


Butterfly コルベル
バタフライのコルベルは、チェコのコルベル選手が使用しているラケットです。
木材7枚合板にしては柔らかく、弾みが抑えられていて初心者でも扱いやすい仕様になっています。
後陣に下げられてもしっかりと打ち返すことができます。
ただ、若干重いので、男子におすすめします。

TSP スワット
コルベルと同じく木材7枚合板のラケットです。
7枚合板にしては弾みが抑えられ、初心者でも扱いやすい仕様になっています。
パワーとスピードのあるボールが撃てるので、後陣に下げられても打ち負けません。
やや重いので、男子に向いているかもしれません。

Nittaku 佳純ベーシック
石川佳純選手との共同開発により誕生した5枚合板ラケットです。
柔らかく、軽めのラケットで、コントロール性能に優れています。
異質ラバーとの相性もいいと評判で、将来、表ソフトラバーや粒高ラバーを貼ることを考えているならば、佳純ベーシックをおすすめします。


Nittaku セプティアー
高級木曽桧の7枚合板ラケットです。
戦型によっては、初級者だけでなく上級者まで使用できるスグレモノです。上記4つのラケットより、値段は少々高く感じるかもしれませんが、同じ性能の他のラケットに比べると安価です。
上級者になるとスピードに物足りなさを感じるようになるかもしれませんが、攻撃用ラケットとしては、すべての技術を卒なくこなすことができます。

ラケットの変え時
上記で紹介したものは、初級者から中級者まで使用に耐えうるラケットです。
もちろん、上級者でもこれらのラケットを使用している選手はいます。
基本技術が身につき、自分の戦型や戦術が分かってきた時、ラバーの種類を買えることである程度は上記のラケットでもカバーできますが、それでも物足りなさを感じるようになったら変えどきです。
ドライブ型、スマッシュ型、前陣か中陣か、裏裏なのか異質なのか、軽いか重いか、さまざまな基準で選ぶラケットは変わってきます。
その時は、自分の中でどのようなラケットを選ぶべきか、分かってきていると思います。
まずは、初級者向けのラケットで、基本技術と戦術を学びましょう。
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