ラケットやラバーにばかりこだわりがちですが、シューズも卓球をするには重要なアイテムです。
卓球はフットワークがひじょうに重要であり、俊敏なフットワークには優れた卓球シューズが欠かせません。
とはいえ、卓球シューズも各メーカーからさまざまな特徴をもった商品が販売されており、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。
卓球シューズを選ぶ時のポイント5つ
自分が気に入ったデザインのシューズを選ぶのが一番です。
しかしシューズを選ぶ際に、以下のことに注意しましょう。
サイズ
これは言わずもがな。サイズが合っていることは最も重要です。
しかし同じサイズ表示でも、メーカーによって微妙にサイズが異なっていることがあれば、形が微妙に異なっていることもあるので、できるだけ履いて確認しましょう。
試合等では卓球用靴下を履いてプレーすることを考えて、試着時に卓球用靴下も準備しておくと、なお良いです。

ゆるすぎず、きつすぎないことを確認しましょう。
- つま先
- かかと
- 足の甲
- 土踏まず
足の各部分に違和感がないことを確認しておきます。
サイズは合っていても靴の形が足に合っていないと足を痛める可能性があります。実際に、「かわいい」で選んだ靴で巻爪になってしまった女の子がいます。
軽さ
シューズは軽いほうが素早く動きやすいので、軽さは重要です。
クッション性
クッション性は、軽さとはトレード・オフの関係にあり、クッション性が高いと靴は重くなり、クッション性が低いと靴は軽くなります。
クッション性の低い靴は、素足感覚が強くなります。
クッション性の高い靴は、足への負担が少ないため、疲れにくいです。
激しく動き回ることがあまりなく、健康のために卓球を楽しみたい方には、クッション性の高い靴のほうがおすすめです。
グリップ力
卓球の激しいフットワークを支えるためには、しっかりとしたグリップ力が必要です。
試着は履くだけで、横に動いてグリップ力を確認することはできませんが、靴底の形ぐらいは確認しておきましょう。
初心者向けのシューズは、ほぼ均一の素材で、溝の模様がほぼ均一になっています。
しかし上級者向けのシューズは、側面のグリップ力を高めるために、一部異なる素材が使われていたり、溝の形も均一ではありません。
グリップ力は、弱すぎても強すぎても怪我の原因となってしまいます。
自分のレベルに合った、程よいグリップ力のシューズを選びましょう。
価格帯
お金を節約したいからと、つい安いものを買ってしまったり、カッコつけたいがためについ高級なものを買ったりしがちです。
初級者が高級なものを履いても宝の持ち腐れです。
上級者が安いものを履いたら、きっと性能に不満が出ることになりますし、シューズがすぐにへたります。
予算の都合もありますが、シューズの寿命も考えると、自分のレベルに合ったシューズを選ぶことが一番コストパフォーマンスが良くなります。
よくある失敗例
上記でも少し触れましたが、
- デザインだけで選んだ
- 値段だけを見て決めた
- 人に勧められるがままに選んだ
というシューズの選び方をした場合、失敗することが多いです。
いつも履いている自分の足にあった靴のメーカーではなく、「かっこいい or かわいい」シューズが他のメーカーから販売され、つい試着せずに買ってしまった場合、足を痛めることになりかねません。
上述の巻爪になってしまった女の子は、大好きな卓球がしばらく禁止になってしまいました。
上級者が値段だけで安物を買って、2回履いただけで潰れてしまったことがあります。
人に勧められるがままに選ぶことも危険です。他人に自分の卓球レベルは分かっても、足の形まではわからないからです。
なぜ卓球シューズが必要か
ルール的には、体育館シューズでも問題ありません。
しかし卓球は激しく動き回るスポーツです。
そのため卓球シューズには、激しい横移動に耐えられる最適なグリップ力、激しい動きの衝撃から足を守るクッション性が備わっています。
体育館シューズにはこれらの特性がないため、体育館シューズで卓球をすると、足を痛める可能性があります。足を傷めないためにも、卓球シューズを履いてプレーすることをおすすめします。
おすすめ卓球シューズ
個人的には、ミズノかアシックスがおすすめです。
自分の足の形に合う方を選んでください。
ミズノ


アシックス

地域性もあるかもしれませんが、このオレンジ色を履いている女子中学生を多く見かけますね。

まとめ
卓球は横移動が激しいスポーツです。
激しく横移動をしても足を傷めず、かつフットワークのパフォーマンスを最大限に発揮するためにも、卓球シューズは必要です。
卓球シューズは見た目も重要ですが、なによりも自分の足にあっているかどうかが最も大切です。
できる限り試着して購入したいものです。
卓球シューズを豊富に取り揃えている実店舗は少ないですが、一度自分の足にフィットしたものが見つかったのならば、同じシリーズで購入し続けたほうが失敗は少ないです。
実店舗がなければ、返品可能なネットショップで購入する方法もあります。
我が家は、ほとんどネットショップですね。
カットマンは横移動よりも前後移動が多いです。
カットマンの村松雄斗選手は、卓球シューズではなく、バドミントン用のシューズを履いていると、何かで読みました(出典は、覚えていません)。バドミントン用のシューズは前後移動に対応しているのだろか。
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