卓球ラバーの選び方

自分のプレースタイルに合ったラバーを選ぶ。

ただこれだけのことですが、ラバーは安いものでもないし、失敗したくないから悩むんですよね。

販売されているラバーの商品数は数百もあり(海外メーカーも含む)、その中から自分にあったラバーを選ぶことなんて不可能です。

私も試行錯誤の連続です。

あちらが立てばこちらが立たず。100%満足できるラバーなんてなかなか見つかるものではありません。

数百もあるラバーですが、特性によってグループ分けすることができます。ラバーの特性を理解し、自分の戦型にあったラバーを選びましょう。同じグループ内でも、初級者向けから上級者向けのラバーまであります。

目次

卓球ラバーの特性を決めるポイントは主に3つ

ラバーの特性を決めるポイントは、主に3つあります。

スポンジの厚さ

多くのラバーには数種類のスポンジ厚のものが販売されています。

一般法則として、スポンジは厚いほうがよく飛び、攻撃的なラバーだとされています。

2.0mmや2.5mm厚のラバーは珠が速く飛び、攻撃的なプレースタイルに適しています。

1.5mmは中間的な速度ですが、コントロール性能が良くなります。

1.0mmはボールの速度は遅くなり、守備的なプレースタイルに適しています。

表ソフトおよび粒高ラバー

ラバーにはシートのつぶつぶが外側を向いているか、内側を向いているかという違いがあります。

粒が外側を向いているものを表ソフトラバーと言い、その中でも特に粒が高くなっているものを粒高ラバーといいます。

ボールが当たるのは、粒の表面です。

表ソフトラバーと粒高ラバーの違いは、粒の直径と高さの比の違いにあります。表ソフトラバーと粒高ラバーは、見た目は似ていてもその性質は全く違います

表ソフトラバー

素早いブロックとカウンターヒットを狙うスタイル。

粒高ラバー

より守備的で混乱させるスタイル。球の変化でチャンスを生み出し、攻撃するスタイルに向く。

表ソフトラバーや粒高ラバーには様々なスポンジ厚のものが販売されており、スポンジの厚さによってやはり特性が変わってきます。

スポンジの入っていない一枚ラバーはOX(Orthodox)と表記します。

裏ソフトラバー

シートの粒が内側を向いているラバーを裏ソフトラバーと言います。

卓球のラバーといえば、一般的にはこの裏ソフトラバーを思い浮かべる方がほとんどだと思います。最も一般的なラバーです。

ボールと接する面が多く、コントロール性能に優れます。

裏ソフトラバーの選び方

初心者には初心者の、上級者には上級者のラバーの選び方があります。

初級者が上級者向けのラバーを使ったところでラバーの性能を引き出すことはできませんし、上級者が初級者向けのラバーを使用しているとパワーロスしてしまいます。。

ラバーが合っていないとゲームでは不利に働き、負ける原因になってしまいます。

初級者や中級者は、時々使用するラバーを変えてみて、自分の技術の上達具合にあったラバーを模索する必要があります。

上級者でも、年齢とともに衰える体力に合わせてラバーを変えなければなりません。

ラバーを変えただけで、(合っていれば)急に上達を感じることもありますし、(合っていないと)下手になったと感じることもあります。

裏ソフトラバーで始めよう

中学の部活動などで、いきなり表ソフトや粒高を勧める指導者もいますが、最初はラケットの両面に同じタイプの裏ソフトラバーを貼って卓球を始めることをおすすめします。

最初はまだプレースタイルも決まっていません。プレースタイルは卓球を始める時に決めるものではなく、卓球をしているうちに自分の卓球スタイルが見えてくるものです。

初級者は、オールラウンドのラケットに柔らかめのコントロール系の高弾性ラバーを貼って、基本技術を身につけます

スポンジの厚さの選び方

特薄、薄、中、中厚、厚、特厚

厚みが変わると何が変わるのでしょうか。

スポンジの厚みが変わると、ボールの飛びや伸びが変わります。厚いとボールが良く飛び、薄いと弾みません。厚い方がボールがラバーに食い込む量が多くなり、その分回転がかかりスピードも出ます。

トップ選手の使用ラバーをみると、特に男子選手の多くが特厚のラバーを使用しています。

厚ければ厚いほど良いというものでもなく、厚みが増すとその分ラケットが重くなり、コントロールがしずらくなってしまいます。

戦型によっては、飛ばせば良いというものではありません。

カットマンや粒高といった守備型の選手は、あえて飛ばない薄いラバーを選ぶ傾向があります。
福岡春菜選手は、「薄」を使用していました。

薄いラバーはボールが食い込まないので、ドライブを打つのに技術が必要となりますが、ブロックしたボールがナックル系のボールになることが多く、相手のミスを誘います。普通に打つと、落ちるボールになります。

硬さ

ラバーのカタログには必ず硬度が書かれています。

ただこの硬度、メーカーによって基準が違うのが困り物。世界統一基準を作って欲しいと常々思います。

硬度はわかりやすくいうと、バネの強さを表します。

一般的に硬いラバーのほうがよく飛びますが、硬いバネを押すためには強い力が必要です。硬いラバーを活かすだけのスイングができないうちに硬いラバーを選んでしまうと、スポンジを食い込ませることができず、ボールを飛ばすことができません。

逆に、力強く鋭いスイングができる人が柔らかいラバーを選んでしまうと、バネを押し切ってしまうパワーロスが生じ、やはり弾まない結果となります。

硬度は,自分の実力に合った硬さのものを選びましょう。

まだじめたばかりの初心者の頃は弱いスイングしかできないので、柔らかいラバーを選ぶと良いでしょう。ボールがラケットに食い込む感覚がわかりやすく、ボールを飛ばす感覚も身につけやすいからです。

弱いスイングしかできないうちは、柔らかいほうが回転もかかりスピードも出るので、卓球を楽しめます。

技術が上達し、正しいフォームで力強いスイングができるようになったら。硬さを少しずつレベルアップしてみましょう。

ラバーだけでなくラケットにも硬さがあります。ラケットの硬さの組み合わせが違うと、また飛び方も変わります。

一般的に、硬いラケットには柔らかいラバーを、柔らかいラケットには硬いラバーを組み合わせます

これは一般的な話であり,必ずしもそういう組み合わせがベストではありません。

福原愛選手は柔らかいラケットに柔らかいラバーを組み合わせていました。福岡春菜選手は硬いラケットに硬いラバーを組み合わせていました。

いろいろ試してみるしかありません。

ラバーシートの特性

高弾性系

シートの摩擦力が高く回転をかけやすくなっており、反発力もあるのでスピードも出ます。

適度な回転力とスピード性能、優れたコントロール性があるため、卓球を始めたばかりの初心者におすすめするラバーです。

代表的な高弾性系ラバーは、ヤサカのMark Vです。

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マークVは何十年と続くロングセラー商品であり、今はさまざまなマークVが販売されています。私が中学で卓球を始めたばかりの頃は、ほとんどの子がマークVを貼っていました。

同様に、ButterflyのSriverもマークVと並ぶロングセラー商品で、基本技術を身につけるのに適したラバーです。

SriverよりもMark Vの方が、若干攻撃向きです。

テンション系

ButterflyのTENERGYやNittakuのFastarcシリーズ等がテンション系ラバーになります。ゴムを引っ張った状態(テンション)にしてあるラバーで、よく飛ぶラバーになっています。

トップ選手の多くが、このテンション系ラバーを使用しています。

中級者~上級者向けのラバーです。

中学の部活動で卓球を始めたような中学生男子がカッコつけてテンション系を貼っている子がたまにいますが、テンション系を扱うための技術が全く身についておらず、ラバーの性能を十分に引き出せてないのが残念です。いろいろな意味でもったいない……。

粘着系

中国人選手で使用している選手が多いです。代表的な粘着系ラバーは、Nittakuの狂飆シリーズです。

強い回転を与えることができますが、あまり弾まず、重いです。

回転量の多いドライブが打てますが、重いうえに弾まないので、それ相応の筋力が必要となります。

粘着系を使用してのドライブはテンション系の打法とは異なり、ボールを食い込ませるのではなくこするように打ちます。

テンション系とは打ち方が異なるので、テンション系から粘着系、あるいはその逆に粘着系からテンション系に変えたときは注意しましょう。フォームを変える必要があります。

新品の粘着系ラバーはベタベタしており、ラケットにボールを軽く押してくっつけて逆さにしても落ちません。

まとめ

自分にあったラバーを見つけるのは大変ですが、友人が持っているラケットを借りて試打してみるのも一つの方法です。

ラケットが異なってしまうので一概には言えませんが、自分のラバーと比較することで、新しい発見があるかもしれません。

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